OCTA PROレビュー|進化した点と気になった点

こんにちは!墨朔スミです。

今回は、先日HORI(ホリ)から発売された新しい格闘ゲーム向けパッド、「ファイティングコマンダー OCTA PRO(オクタ プロ)」をレビューしていきます!

以前のモデル(通常のOCTA)と比較しながら、進化したポイント、実際に『ストリートファイター6』で使ってみた感想、そして本音で気になった点まで詳しくお伝えします。

なお、私はPlayStation 5を売却してしまったため、今回はPC環境のみでのレビューとなることをご了承ください。
(この記事は2025年4月24日、Youtubeに投稿した動画を記事にしたものになります。)

目次

1. 開封と内容物の紹介

OCTA PROの画像10

まずはパッケージの内容物を確認していきましょう。

  • OCTA PRO コントローラー本体
  • USB Type-A to Type-C ケーブル(長さ3m):有線接続や充電に使用します。
  • 交換用キートップ(十字キー):本体に装着されているものと合わせて、合計3種類が付属します。
  • USBレシーバー:2.4GHzワイヤレス接続時に使用します。
  • 取扱説明書

2. OCTA PROの進化ポイントをチェック

以前のモデルから何が変わったのか、主な進化点を見ていきます。

待望の「右スティック」採用

OCTA PROの画像9

今回のOCTA PROでは、ついに右スティックが搭載されました。

個人的に最も恩恵を感じたのは、『ストリートファイター6』のバトルハブをプレイしている時です。これまではアバターのカメラ操作をするために「特定のボタンを押しながら他のボタンを押す」という煩わしい操作が必要でしたが、右スティックのおかげで直感的にカメラを動かせるようになり、快適性が段違いです。

ワイヤレス(無線)接続に対応

通常のOCTAは有線のみでしたが、PROは2.4GHzのワイヤレス通信に対応しました(Bluetoothではありません)。

  • 充電時間: 約3時間でフル充電
  • 連続動作時間: 最大約10時間
    • ※使用環境によって大幅に変動する可能性があります。

ボタンストロークの短縮

OCTA PROの画像8

通常のOCTAと比較してみたところ、ボタンのストローク(押し込みの深さ)が明らかに短くなっています。

アップで比較してみると一目瞭然ですが、オクタPROのボタンはほとんどストロークがないと感じるほど浅いです。これにより、より素早いボタン入力が可能になり、格闘ゲームでの遊びやすさが向上していると感じました。

強化されたグリップと質感

OCTA PROの画像7

コントローラーの両面(表面・裏面)に汗で滑らないための工夫が施されています。

  • 裏面: グリップ部分がザラザラとした材質になり、手汗をかきやすい方でも長時間のプレイをサポートします。通常のOCTAでは30分ほどで滑りを感じていましたが、PROではその心配がなさそうです。
  • 表面: 手のひらが乗るボディー部分も、よく見ると若干ザラっとした質感に変更されており、滑り止め効果が期待できます。

左スティックの押し込み感が向上

OCTA PROの画像6

左スティックの押し込み(L3ボタン)の感覚も、通常のOCTAとは全く異なります。

オクタPROはカチカチカチという、よりクリッキーで明確な押し心地があります。通常のOCTAは「ガコガコ」という感じだったので、音もフィーリングも大きく進化しています。

3. サイズ・重量・使い心地のレビュー

サイズ感と握り心地

OCTA PROの画像4

私はどちらかというと手が小さい方なのですが、握りやすさに関しては以前のOCTAの方が握りやすいと感じました。

私と同じように手が小さい方や女性の方が現在のOCTAから移行する場合、最初は若干の違和感を感じるかもしれません。

重量の計測結果

OCTA PROの画像5

ケーブルの有無などで重量を計測しました。

  • 有線接続時(ケーブル含む): 255.5g
  • 本体のみ(ワイヤレス時): 183.5g
  • (参考)従来のOCTA: 238g

ワイヤレス運用時は非常に軽量であることが分かります。

背面ボタンの採用

OCTA PROの画像2

OCTA PROには背面ボタンが搭載されました。「ドライブインパクトを割り当てよう」と考えている方も多いかもしれませんが、個人的には背面ボタンへのインパクト割り当てはあまりオススメしません

実際に試してみましたが、とっさの状況では反射的に押すのが難しかったです。そのため、私は現在、左の背面ボタンをトレーニングモードの「ファンクションボタン」に割り当てて使用しています。

十字キー(キートップ)の交換

OCTA PROの画像3

キートップの着脱は非常に簡単で、爪を引っ掛けて少し引くだけで「ポロン」と取れます。

3種類のキートップを試してみた結果、個人的なおすすめは以下の2種類です。

  • OCTA形状(左): 通常のOCTAと同じ形状。
  • フラット形状(右): より平らになった形状。

この2つは引っ掛かりがほとんどないため、指を滑らせながら波動拳や昇竜拳などのコマンドが出しやすく、長時間プレイしても指が痛くなりにくいという利点があります。

一方、十字型(上)のキートップは、丸みを帯びていて滑らせる時に若干引っかかって指が痛くなることがあります。しかし、どこを入力しているかが分かりやすいため、しゃがみガードのミスは最も少なくなると感じました。精度を重視するなら十字型も選択肢に入ります。

4. ストリートファイター6での実戦・有線vs無線

実際に『ストリートファイター6』のトレーニングモードで様々なキャラクター(道着キャラ、コマ投げキャラなど)を使ってプレイしてみました。

十字キーの認識

ゲーム内の入力判定で十字キーを確認しましたが、私の個体は問題なく認識してくれました。コマンド入力も快適で、ザンギエフやリリーのような1回転コマンドが必要なクラシック操作のキャラクターも、十字キーのみで問題なくプレイできました。

無線と有線の安定感

無線(ワイヤレス)で操作してみたところ、概ね快適でしたが、たまに「上」方向が入らない時がありました。これは持ち方や角度が原因かもしれませんが、持ち直したら普通に入りました。

その後、有線接続も試しましたが、若干有線の方が安定感はあるという印象です。格闘ゲームを真剣にプレイするのであれば、やはり有線に越したことはないかなと思います。

レバーレスからの移行にもおすすめ

私は普段レバーレスコントローラーを使用しているのですが、レバーレスだと「昇竜拳からスーパーアーツ(SA)」へのキャンセル入力が非常に難しく、安定しませんでした。

しかし、パッド(OCTA PRO)だと成功率が段違いに上がります。リュウ、ゴウキ、テリーのように昇竜SAを使うキャラクターをメインにしていて、レバーレスでの入力に悩んでいる方は、パッドへの移行を検討してもいいかもしれません。

5. 本音でレビュー:気になった点(不満点)

OCTA PROには進化した素晴らしい点もありますが、個人的に本音で気になった点(不満点)もいくつか挙げておきます。

1. キーロック機能のLED表示

本体には、大会などで誤操作を防ぐための「キーロック機能」があります。スイッチを真ん中にすると「タッチパネル無効」、一番右にすると「タッチパネル、オプション、クリエイトボタン無効」になります。機能自体は素晴らしいのですが、真ん中と右でLEDの光り具合が一緒なのです。

そのため、ぱっと見ではどちらのロックモードを使っているのかが分かりません。ヘッドセットのマイクミュート機能時にはLEDが黄色がかったオレンジになるので、この色を活用してモードごとに光り方を変えて欲しかったです。

2. 有線・無線の切り替え問題

ワイヤレス(無線)から有線に切り替えた時に、操作が効かなくなることがありました。これはデバイスの問題かOSの問題か分かりませんが、一度レシーバーを抜いて、有線ケーブルを何度か抜き差ししたら直りました。これはぜひ改善して欲しい点です。

3. Type-Cケーブルの接続問題

付属のType-Cケーブルには側面に若干の凹みがあり、本体の差し込み口には出っ張りがあります。これが噛み合うことでケーブルが抜けにくくなる「ケーブルロック」仕様なのですが、このロックのせいでケーブルを普通に刺そうとしても刺さらないのです。

付属ケーブルを刺すには、一度本体のケーブルロックを解除する必要があります。普段有線で遊んでいる人は挿しっぱなしでいいですが、ワイヤレスから有線に切り替える時に若干めんどくさいと感じました。もっと普通に挿せて、後からロックできるような仕様の方が使いやすいと思います。

4. 公式アプリのダウンロード問題(★最も気になった点)

OCTA PROの画像1

これが個人的に最も気になった点です。カスタマイズアプリ「HORIデバイスマネージャVer.2」を公式サイトからダウンロードしようとすると、何故かGoogle Driveに飛びます。さらにダウンロードしようとすると、長い読み込みの後にウイルススキャンの警告文が出ることがあります。

公式アプリをダウンロードしようとしてこのような警告が出るのは、ユーザー視点ではかなり印象が悪く、不安になります。Microsoftストアなどで普通にダウンロードできるようにするべきだと思います。

5. 十字キーの反応に関する懸念

購入された一部の方から「十字キーの反応がおかしい」という報告があり、HORI公式からもシステムアップデートのアナウンスがされています。アップデートで直ればいいのですが、治るかどうかは正直わからないところです。以前のように修理対応になる可能性もあるため、これから購入を検討している方は、アップデートの様子を見てから判断した方がいいかもしれません。

6. まとめ:OCTA PROは買うべきか?

総評:星3.8

通常のOCTAよりも進化した部分は間違いなくありますが、いくつかの不満点や十字キーに関する懸念もあるという感じです。

結論

AMAZONなどで品薄・転売されている状況

メルカリなどで転売価格(1万8,000円など)で買う価値はありません。在庫が復活するまで気長に待つのがいいと思います。その間にシステムアップデートもリリースされ、十字キーの問題が改善されたかどうかも判断できるようになります。

現在のOCTAで何の不満もない人

わざわざPROを買う必要はないと思います。

これからOCTAを購入したい人

無印ではなく、いきなりこのOCTA PROを購入した方が満足度は高いと思います。
通常のOCTAは約5,700円、OCTA PROは約15,000円と価格差は2.5倍以上あります。その金額差があるかどうかは正直悩みどころですが、オクタPROの方が質感ははるかに上がっていますし、何よりバトルハブでの右スティック操作がめちゃめちゃ快適です。長く使うのであればPROの方が満足度高いと感じました。

なお、詳しいスペックはHORI公式サイトの製品ページでも確認できます。ちなみに、レバーレスタイプの操作感が気になる方はNOLVAのレビュー記事もあわせて参考にしてみてください。

以上、「HORI ファイティングコマンダー OCTA PRO」のレビューでした。この情報が皆さんのコントローラー選びの参考になれば幸いです。
動画が良かった、参考になったという方は、ぜひYoutubeのチャンネル登録をお願いいたします!
それでは、またバイバイ!

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この記事を書いた人

関西出身。
10年間デザイナーとして活動後、転職し今に至る。
副業としてYoutubeとブログを始める。

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