HORI「NOLVA」レビュー|PS5対応レバーレスの実力とは

こんにちは、墨朔です。ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、HORI(ホリ)から発売されたPS5対応の新作レバーレスコントローラー「NOLVA Mechanical All-Button Arcade Controller for PlayStation®5, Windows PC」をレビューしていきます。

2025年2月末に先行してPC対応版が発売され、その後4月末に満を持して登場したのがこのPS5対応版です。基本スペックや特徴、ボタンの割り当て機能の解説に加え、実際に『ストリートファイター6』で使い込んでみて感じたメリット・デメリットを本音でお伝えします

目次

開封と内容物のチェック

HORI NOLVAの画像8

まずはパッケージを開けて、同梱物を確認していきましょう。

【同梱物一覧】

  • NOLVA コントローラー本体
  • USB 2.0 ケーブル(Type-C to Type-C / 長さ3m)
  • 拡張ボタン取り外し用ピン(本体裏面に収納)
  • 拡張ボタン用キースイッチ(1個)
  • 穴埋め用キャップ(3個)
  • 取扱説明書

最初から3mの長いType-Cケーブルや、ボタン数をカスタマイズするためのピン・キャップ類が同梱されているのが嬉しいポイントです

驚異の「1万円台」!他社製レバーレスとの価格比較

HORI NOLVAの画像7

この「NOLVA」最大の魅力は、何と言っても圧倒的な価格の安さにあります。現在、PS5に正式対応している有名どころのレバーレスコントローラーと価格を比較してみます。

メーカー・製品名市場価格(目安)
Hit Box(ヒットボックス)5万円以上
PUNK WORKSHOP(パンクワークショップ)5万円以上
Victrix(ビクトリックス)約4万円
HORI NOLVA(PS5対応版)17,980円

他社製品が4万〜5万円以上する中、公認メーカーであるHORIが17,980円という破格の値段で出してきたのは、はっきり言って競合メーカーを潰しにきているレベルの衝撃です。「レバーレスを試してみたいけれど、どれを買えばいいか分からない」という方は、まずはこのNOLVAを選んでおけば間違いありません。

天板のボタン配置と「拡張ボタン」の仕様

基本的なボタン配置は、一般的なレバーレスに準拠しています。一番大きい「上(ジャンプ)」ボタンを中心に、攻撃用のボタンが右側に並んでいます

合計3つの「拡張ボタン」を搭載

HORI NOLVAの画像6

NOLVAにはデフォルトで3つの拡張ボタンが搭載されています(ジャンプボタンの左右に1つずつ、左ボタンの左に1つ)。

スト6をプレイする際、ジャンプボタン付近に「ドライブインパクト」や「ドライブパリィ」を増設するプレイヤーが多いため、このデフォルトの配置は非常に実用的で嬉しい仕様です

ただ、左ボタンのさらに左にある拡張ボタンに関しては、プレイ中に小指に常に触れるのが気になったり、たまに手の位置が1個ずれて置いてしまうミス(リスク)があったため、私は現在このボタンを物理的に取り外して使用しています。このように、プレイスタイルに合わせてカスタマイズできるのが魅力です

天板上部・側面のスイッチ類

HORI NOLVAの画像3

キーロック機能スイッチ: 本体左上にあるスイッチを右に入れることで、試合中の誤爆を防ぐためにオプションボタン、タッチパネル、PSボタンをロックできます。

デバイス切り替えスイッチ: 左から「PS5」「PS4」「PC」に切り替え可能です。※ただし、PS4で遊ぶ場合は別途専用ケーブルが必要になるため注意してください。

4つの小型ボタン: 左から「割り当て用(歯車)」「クリエイト(PS4のシェア)」「L3」「R3」と並んでいます。その左側には大きなタッチパネルとPSボタンがあります。

オプションボタン: 天板右上にデカデカと配置されています。スト6のメニュー画面などで頻繁に使うため、大きくて押しやすいのは助かります。

⑤ステレオヘッドホン / マイク端子: 本体右側面に搭載。イヤホンを挿してゲーム音を聴いたり、ヘッドセットでフレンドとボイスチャットをしながらプレイできます。

独自の「ケーブルロック機能」と本体サイズ

HORI NOLVAの画像2

格闘ゲームの大会などで役立つ、実用的なギミックも搭載されています

物理的なケーブルロック

本体裏(接続部)には蓋とレバーが付いており、Type-Cケーブルを挿した後に蓋をしてレバーを右に傾けるだけで、ケーブルが物理的に抜けなくなるロック機構が備わっています。オフライン大会はもちろん、自宅で激しくプレイする際も常にロック状態で運用するのがおすすめです

サイズ・重量スペック

  • 幅: 約30cm
  • 奥行き: 約21cm
  • 高さ: 約3cm
  • 重量: 約710g

特筆すべきはその「軽さ」です。PUNK WORKSHOPが約1.5kg、Hit Box Ultraが約1.7kgあるのに対し、NOLVAはわずか710gと、私が今まで触ってきたレバーレスの中でも圧倒的に軽いです。

底面の両サイドには細めの滑り止めが貼られています。本体が非常に軽いこと、またレバー型アケコンと違ってレバーレスは本体が揺れるような激しい入力をあまりしないことから、膝置き・机置きのどちらでプレイしても、途中で本体が傾くようなことはありませんでした

ボタンの押し心地と「ストローク」の特性

HORI NOLVAの画像1

ボタンのサイズは、ジャンプボタンが26mm、それ以外が23mmとなっています

  • スイッチ動作点(アクチュエーションポイント): 約1.1mm
  • ストロークの長さ(底までの深さ): 約2.2mm

ボタンを1.1mm沈めた段階で入力が認識され、そこからさらに1.1mm押し込むと底につくという仕様です。他社製の薄型レバーレスと比べるとストローク(押し込みの深さ)がかなり長い仕様になっているため、ここは好みが分かれる部分だと思います

ボタンの材質は、触った感じ「オセロの石」の表面を少し丸くしたような質感です。全体的なプラスチック感は、高級機(PUNK WORKSHOPなど)と比べると正直「少し安っぽいな」と感じる部分もありますが、価格差が3倍以上あることを考えれば、十分に許容範囲内です

また、ボタンの縁に若干の「遊び(隙間)」があり、指で揺らすとカタカタと音が鳴ります。この遊びとストロークの長さのせいで、最初はボタン入力にかなりの違和感がありましたが、数日間触っているうちにすっかり慣れました

【実践】ボタン割り当てと拡張ボタンの外し方

ボタン割り当て(リマップ)手順

デフォルト状態では機能していない拡張ボタンに、好みのボタンを割り当てる手順です(例:左ボタン横の拡張ボタンに「クリエイトボタン」を割り当てる場合)

  1. 天板の「歯車ボタン」を3秒間長押しする(ランプが点滅を始めます)。
  2. 設定したい「拡張ボタン」を一回押す(点滅がさらに早くなります)。
  3. 割り当てたい「クリエイトボタン」を押す。これで設定完了です。

【注意点】 拡張ボタンに機能を割り当てた場合、「元のボタン」は機能しなくなります。そのため、同じ機能を天板内の複数のボタンに重複して配置することはできません(例:パリーボタンを2箇所に同時に配置するなどは不可)。 割り当てをリセットしたい場合は、歯車ボタンを3秒長押しして点滅させた状態で「PSボタン」を押せば初期状態に戻ります

私は個人的に、ジャンプボタンを左手の親指で押したいタイプなのですが、NOLVAのジャンプボタンは右手の親指で押す前提のような配置に感じたため、このリマップ機能を使って「ジャンプボタン」と「左の拡張ボタン」の機能を入れ替えて快適にプレイしています。

拡張ボタンの間引き方

不要な拡張ボタンは、以下の手順で簡単に取り外して目隠しできます

  1. 本体裏面から、収納されている「専用ピン」を取り外します。
  2. 外したい拡張ボタンの真裏にある穴にピンを挿し込み、グッと押し上げるとボタンがポロッと外れます。
  3. 外した後の穴に、同梱の「穴埋め用キャップ」をはめ込みます。

キャップをはめると天板が真っ平らになるため、プレイ中に指が触れても全く気になりません

スト6での使用感と総評

個人的な体験談ですが、私は2P(右)側から入力する「昇竜拳」や「クリティカルアーツ(SA3)」のコマンド入力が本当に苦手で、それが理由で道着キャラ(リュウやケンなど)を敬遠していました。しかし、このNOLVAで練習したところ、他のレバーレスと比べても入力の成功率が劇的に上がりました。道着キャラを使っていてレバーレスを試してみたい方には、心からおすすめできます。

✕ いまいちだった点・デメリット

天板のデザイン
アメーバのようなグラフィック模様が施されているのですが、好みが分かれるというか、正直少しダサいなと感じました。

ボタンの色
拡張ボタンだけがなぜかグレー色になっています。公式のプロトタイプ画像のように、ここも通常ボタンと同じ「黒」で統一してほしかったです。

スイッチ類の配置
キーロックのスイッチとデバイス切り替えスイッチの縦のラインがズレているのが地味に気になります。また、ソニー自身がとっくにPS4のアフターサービスを終了しているため、今あえてPS4対応にコストを割く必要はなかったのでは、とも感じます(その分さらに安くなればなお良かったです)。

ボタンの打鍵音がうるさい
PUNK WORKSHOPなどの静音性の高いボタンと比べると、叩いた時のパチパチという音がかなり大きめです。夜間に家族がいる部屋でプレイする際は注意が必要です。

上部小型ボタンが押しづらい
歯車ボタンなどが並ぶ上部の4つのボタンは、サイズが小さく丸みを帯びているため少し押しづらいです。これらはプレイ中に触らないボタンなので、いっそ天板ではなく側面に配置してくれた方がすっきりしたと思います。

◎ 結論:迷っているなら買う価値あり!

いくつか細かい不満点は挙げたものの、「1万7,000円〜1万8,000円で手に入るPS5公認レバーレス」としての価値は計り知れません。他社の高級機に5万円を出すハードルの高さを考えれば、まずはNOLVAを購入し、浮いた3万円以上の予算をゲーミングモニターや周辺環境のパワーアップに回した方が、トータルの満足度は絶対に高くなります。

大手の家電量販店(ヨドバシカメラなど)では実機が展示されている可能性もあるため、気になる方は一度店頭でボタンのストローク感を触ってみて、しっくりきたら購入する形でも良いと思います

また、購入前に詳しいスペックを確認したい方はHORI公式サイトの製品ページもあわせてチェックしてみてください。なお、より上位モデルが気になる方は、後継機であるNOLVA Reactorのレビュー記事も参考になるはずです。

今回の記事は以上になります。もし参考になりましたら、ブログのブックマークや高評価、SNSでのシェアをしていただけると励みになります!

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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この記事を書いた人

関西出身。
10年間デザイナーとして活動後、転職し今に至る。
副業としてYoutubeとブログを始める。

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